Binbooo Life (^^)

貧乏だけど、楽しく生きたい♪

ブラックな話

最近ちょっと疲れが出てきて、

気分がブラックになっています。

日曜日の朝っぱらからズドーンです。

 

私は30過ぎて、台湾へ単身移住した

世間的には若干イタイ奴です。

これまでの人生を振り返ると、

分岐点はたくさんありました。

選択を迫られること、多々ありますよね。

時々思うのは、あのとき結婚していたら

今頃どうなっていたのか、ということです。

 

公務員を始めて1年が過ぎたころ、

知人からの紹介である男性に出会いました。

第一印象は好きなタイプではなかったけど、

いい人そうな印象だったので、しばらく

会ってみることにしました。

大きな会社に勤めていて、地元の名士の息子で、

その方とのおつきあいに親はノリノリでした。

 

一回目は親の共通の知人(いわゆる仲人?!)に

引き合わせてもらい、ランチをしました。

その後、後はお若い人たちで・・と知人は去り、

2人で少しドライブしてから送ってもらいました。

次に飲みに行く約束をして。

 

この2回目に会ったときが、最悪だったのです。

今でもトラウマのように思い出してしまいます。

「どんな人が好きですか?」という質問に、

「真面目で、面白い人!」と答えました。

その人は真面目そのもののような人で、

私はそこがいいなと思っていました。

だけどその人は、真面目な自分をあまり好んで

いなかったようで、面白くしたいと思ったようです。

それからその人の発言は、

「あなたは、他のオンナに比べて容姿は優れている。

なのに、なぜ彼氏がいないの?」

「他のオンナよりいいオンナだと自分でも思うでしょ?」

「その容姿で、なんで彼氏いないの??」

と、延々2時間・・・

しかも酔っぱらうことでエスカレートしていきます。

途中で何度帰ろうかと思ったことか。。

だけど、私も前向きに考えていたし、

いろいろと話したかったので一緒にいたのですが

他の話をふっても、

「ところで、どーしてその容姿で・・」

になってしまうのです。

これは面白いとは違いますよね。

 

その後も、親は期待しているし、

挽回できるかもしれないと思い、

しばらく会っていました。

 

そして、出会って2か月ぐらい過ぎたころ、

私の誕生日でした!

誕生日にデートに誘ってくれて、

水族館へ連れて行ってくれました。

絶対、この日に何かある!と思い、

かなり期待して出かけました。

 

朝から会って、水族館でデートして、

海の見えるレストランでディナー、

そして・・・

なーんて思っていました。

 

だけど現実は、

水族館を散策して、外へ出ると

「帰りましょう。家まで送ります。」

え?!ですよね・・

下宿はその人の家の近くで、

実家はそこから車で1時間以上。

でも実家まで送るという。

「もう帰るの?!?!」

と言いましたが、帰るそうで。

水族館を後にしました。

それで、私の家が近づいてくると、

「おなか空いたね、この辺食べるとこある?」

おーーーーーーい!!!

近場のカフェで夕食を取りました。

そして、車に戻ると、

「これ、誕生日ということで」

と、きれいな包みを渡してくれました。

ここまで散々なデートでしたが、

彼なりに気を遣ってくれたのだと思います。

遅くなる前にうちへ送ってくれたのも

彼なりの気遣いだったのかもしれません。

プレゼントと共に、もう一言あるかも!

と期待マックスでした。

 

「焼き菓子です。皆さんで食べてください」

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

わざわざ遠くまで送ってきてくれたし、

「ちょっと上がってってください」って言ったけど、

それも固辞され、彼は帰っていきました。

 

帰って箱を開けると、マドレーヌが5つ・・・

人からいただいたプレゼントにケチをつける気は

全くありません。なんでも嬉しいものです。

だけど、このときばかりはちょっと・・

物の価値は値段じゃないし、ブランドも興味ない。

だけど、ハンカチ1枚でも、選んでくれたら

その気持ちが嬉しかったと思います。

でも、食べてなくなるもの、喜ばせようって

気が少しもないようで残念な気持ちになりました。

なんとも後味の悪い誕生日になりました。

 

最初の残念な居酒屋での出来事を払しょくする

ことは起こらず、だけど私はおつきあいを

続けていくために気持ちを伝えたいし、

彼の気持ちを知りたいと考えていました。

彼は不器用だけど、私といたいと

思っていてくれているなら、

また会おうと思ったし、自分の気持ちを

整理するためにも話がしたかったのです。

私からご飯に誘いました。

でも、彼は真剣な話は避けるように、

どうでもいい話をし続け、私に話す隙を与えず、

もう、いいやって思いました。

 

それで、結局この話は断りました。

でも周りは盛り上がっていて、

それ考えると辛かったし、

その判断が正しかったのか、今でもわかりません。

 

えらそうにしていても、結局、

私は何の能力もありません。

到って平凡な人間です。

普通に結婚して、普通にお母さんになる方が

よかったのかもしれません。

多少我慢することがあっても、

幸せだったのかもしれません。

 

幸せって、なんでしょう。。